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ファインズ トップワインミニ知識プロに聞くワインのコツ > 第一回 自然派ワインのサーヴィスのコツ(1)
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プロに聞くワインのコツ

ギヨーム(ブランド担当)と向島葡萄亭 林シェフソムリエ
ギヨーム(ブランド担当)と
向島葡萄亭 林シェフソムリエ

自然派ワインの造り手の中には、自分たちのワインを美味しく飲むためには「前日に抜栓するのが良い」と言う人も少なくありません。しかし、レストランではお客様からご注文があった場合、抜栓してすぐにサーヴィスしなくてはいけません。

そんな時、
少しでも良い状態でお客様にワインをお愉しみ頂きたい! 
そのために今回はブランド担当であるギヨームが向島葡萄亭の林シェフソムリエにサーヴィスのコツをお伺いしました。

 
造りが自然、味わいが自然
ギヨーム:
本日は「ドメーヌ ド ラ ボングラン ヴィレ クレッセ キュヴェ EJテヴネ 2004」「ドメーヌ プリューレ ロック ニュイ サン ジョルジュ VV プルミエ クリュ 2006」「ニコラ ジョリー クレ ド セラン 2007」をご用意しました。
まずはこれらのワインの印象を教えて頂けますか?
林氏:
まずボングランですが、果実味とミネラル感がきれいで、とても「ピュア」なワインだという印象です。濃厚なのに重さを感じさせず、アフターの染み渡っていく感じがとても良いですね。
ボンクラン
ボンクラン
ギヨーム:
自然派ワインと紹介してこのワインを出すと、「自然派独特の香りがしない」と寂しがるお客様がいらっしゃるかもしれないですね(笑)。
林氏:
ええ。日本ではまだ特徴的な香りや濁りがあるようなものを自然派ワインだと思っている方も多いですね。ただ、私が考える良い自然派ワインというのは、ネガティブな香りがないものです。たまに、自然に造ることにこだわり過ぎて不自然な味わいになってしまったワインがありますが、このボングランはそういうところがなく、とても自然な味わいです。
 
プリューレ ロック
プリューレ ロック
ギヨーム:
プリューレ ロックはどうでしょうか?
林氏:
10年前位に初めて飲んだ時は、「不安定なワイン」という印象がありました。その後も何度か飲む機会があったのですが、酸化しているイメージが強く、いつ飲んでも味が全然違うという印象でした。
それが、先日3週間前に抜栓したものを飲ませて頂き、その躍動感とエネルギーにとても驚かされました。以前より締まってきたように思えます。
ギヨーム:
10年位前に醸造責任者がパカレからヤニックに代わりました。以前は各樽から直接瓶詰めしていたものを、一度タンクでブレンドして瓶詰めするようになったのも、不安定さが無くなった一因かもしれません。
 
林氏:
クレ ド セランは初めて飲んだ時、どのように判断してよいのか非常に難しかったです。ただ、最近は親しみやすくな ってきた印象があります。
クレ ド セラン
クレ ド セラン

ギヨーム:
数年前から、娘のヴィルジニーがワイン造りに参加しているので、少し変わってきているのかもしれません。今回改めてテイスティングされていかがでしたか?
林氏:
一週間前に抜栓したものを先日テイスティングしたのですが、 強さ、深さ、ミネラル…様々なものが溶け込みあっていて、一言 で表すなら「渾然一体」です。