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ドメーヌ ド ヴィレーヌ

アリゴテの個性と魅力を世界に知らしめた造り手「自分の力でドメーヌを興してみなさい」。DRCの共同経営者のひとり、オベール・ド・ヴィレーヌ氏は若かりし頃、父にこう言われたという。名声をほしいままにする名家に生まれた氏が選んだのは、名声に最も縁遠いとさえいえるブーズロン村だった。居を構えた当時は村の名をAOCに冠することさえ許されていなかったという貧しい村。ドヴィレーヌ氏は「酸っぱくて青臭い」とみなされていたアリゴテ種がこの地ではよく熟し、そのテロワールを見事に表現することを見出した。その後氏の努力により、「ブーズロンAC」 はアリゴテ種唯一の村名ACとして認められるに至った。

現在は甥のピエール・ド・ブノワに全権が委譲され、「この家系ならではの」厳格さをもって、テロワールやワインと向き合っている。普通食事をしたりすると世間話に花が咲くものだが、彼はほとんどワインの話ばかり。アリゴテはその昔コート・ドールの丘を支配していたが、シャルドネにその座を奪われ、理想の地であるブーズロンにたどり着いた。「格下」とみなされるコート・シャロネーズという産地やアリゴテ種が立派な「テロワールのワイン」となりうることを証明するためにまさに全身全霊を傾けているのだ。事実、彼が試飲させてくれるブーズロンのオールドヴィンテージ(!)は、下手なピュリニー・モンラッシェよりきちんと熟成し、気品を備えている。

周囲は「ロマネ・コンティの家系だから」とすべてを色眼鏡越しに見る。移り住んだ頃は嫌がらせをされたことも多かったらしい。しかし彼には名家の奢りは一糸もない。ヴォーヌ・ロマネの偉大さを知るが故の謙虚さ。きっとこの瞬間もシャロネーズのことで頭がいっぱいなことだろう。

フランス/ブルゴーニュ

ドメーヌの歴史

ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ(以下DRC)の共同経営者であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏がDRCの経営を継ぐ前の1971年に設立しました。
現在では、ド・ヴィレーヌ氏の甥であるピエール・ド・ブノワ氏が主体となりワイン造りを行っています。

栽培

アリゴテとシャルドネの畑を約15ha、ピノ ノワールの畑を約6ha所有しています。ビオロジック農法を実践し、1986年にカリテ・フランスの認証を受けています。選定を厳しく行い、芽かきやグリーンハーヴェストを行っています。テロワールに忠実なワインを造るために、収量をAOCの規定よりも20%低く抑えています。収穫はすべて手摘みで、厳しい選果を行っています。

醸造

自然酵母で発酵させ、熟成はワインにより、大樽、オーク樽、タンクを使い分けます。オーク樽の使用は最小限にし、テロワールとブドウの微妙なニュアンスを表現しています。