アンバサダーが導く「アンリオトリロジー」の世界

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La Degustation de Bouchard Pere et Fils ブシャール ペール エ フィス 
2012 ヴィンテージ テイスティング

アンバサダー情野シェフソムリエ テイスティングコメント

La Note de Degustation アンバサダー情野ソムリエ  2012年ヴィンテージの印象

9月の暑いながらもゆったりとした気候が白ワインの『酸味』と『果実味』のバランスを与え、強すぎず、弱すぎずエレガントなワインを生み出しています。赤白どちらかといえば赤に軍配が上がりそうな年で、凝縮した果実味を兼ね備え、口に入れた瞬間から飲み干すまで、ワインのパワーと熱さを体感せずにはいられません。間違いなくグレートヴィンテージに値する年ですが、残念なことに生産量が少なく早めに市場から消えてしまうだろう、10年経つと『奇跡のヴィンテージ』と呼ばれる偉大なるワインを生み出したヴィンテージと言えます。

アンバサダー情野氏
メゾン&ドメーヌ  アンリオグループ 輸出部 東アジア担当 西山氏

2012年 気象状況

 難しい気候条件で混乱が生じた年となりました。4〜6月にかけ雹が数回降り、生産量に大きな影響を及ぼしました。幸いなことに残ったブドウは、ブドウ果が小さいことと、8月9月中旬までの暑さと日照のおかげで、成熟も短期間で進行し良質な果実となりました。気候の影響で病気が心配されましたが、毎日、区画毎に管理し、真剣に作業に取り組むスタッフの努力のおかげで9月17日より健全なブドウの収穫を開始できました。

生産者コメント

 4月と5月の氷点下の最低気温と霜害、6月下旬にコート ド ボーヌ(特にモンテリー、ヴォルネーとポマール)を襲った雹によって、収穫量が大きく影響を受けたヴィンテージ。しかしながら、ブドウ果が糖を貯える時期に降った雹ではなかったため、傷ついた部分は枯れて落ちてしまい、収穫ブドウの品質には影響がなかったのが幸いでした。雹害から生き残ったブドウ果は通常以上エネルギーが行き渡り、また枯れ落ちた部分の隙間により風通しがよく、すばらしい品質のブドウが収穫されました。
 コート ド ニュイ地区やボーヌのランファンジェズの区画のブドウは、梗まで熟しているものもあったため、一部区画は除梗せずに醸造したロットもありました。逆にコート ド ボーヌのシャルドネのブドウは梗の部分が大きく、青々としていたものが多かったため、圧搾する前に通常ブルゴーニュの白では異例の除梗作業を行ったロットがありました。
 量が少なく、その分充実したブドウからできたワインは瓶詰め当初は多くを語らないという印象でした。その後に試飲を重ねていくうちに、2014年の夏ぐらいから下のクラスではピノらしいピュアさが、上のクラスでは畑の個性が出てきた印象です。
 ブシャールでは昔から偉大なワインは樽の中で成長するものではなく、瓶の中で成長するものだと伝えられています。2012年はまさにこの言い伝えに当てはまる偉大なワインになるポテンシャルを秘めていると思われます。

「ひとつひとつの畑の個性を忠実に反映」、「魅惑的な果実味と洗練されたエレガントさをあわせもつ味わい」を追求しているブシャール ペール エ フィス。アンバサダー情野シェフソムリエにファインズで扱っている2012年ヴィンテージをテイスティングしていただきました。今回はボーヌ デュ シャトー 2010年と2012年の垂直試飲も実施しています。テイスティングコメントはこちら。
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