アンリオアンバサダー 定兼氏
ウィリアム フェーブルを訪れて・・・

私が訪れた日は収穫の終わりの時期でした。 直ぐに何処で収穫しているかわかりました。 ウィリアム フェーブル(以下WF)が必ず強調して伝えている「手摘み収穫」をしている人達を発見。 嘘はついてないぞと。
広いシャブリの畑でそこだけ人が集まっていました。週末に雨の情報がある為にその日の内に収穫を終えようとテキパキ動いてるのが印象的でした。 上にドローンが飛んでましたがドローンの視点だとWFがどこで収穫してるか更に良くわかると思います。 少し隣で機械収穫のトラクターが動いてる光景は興味深かった。 シャブリは現場で見ると想像よりも起伏が激しく、特にグラン・クリュの手摘み作業は大変な労力が必要です。その苦労が繊細なテロワールの違いになっていると思うと身を引き締めてテイスティングしなければと誓いました。

ウィリアム フェーブルとは・・・
丁寧な畑作業から生み出されるワイン

所有畑は、約78ha。内プルミエ クリュ15.9ha、グラン クリュ
15.2haとシャブリの中で最大の面積のグラン クリュを所有しています。
それらの類まれな畑の能力を最大限に生かすため、収穫畑を80区画に分けて区画毎に果実の成熟度を判断し管理。2011年からすべての畑でビオロジックを導入し、2010年からグラン クリュと右岸のプルミエ クリュの畑でビオディナミ農法を行っています。
収穫はすべて手で行われ、小型プラスチックケースを使用して、実が潰れないように運んでいます。そしてシャブリでは数軒だけの選果台で厳格な選果が行われています。
それらの丁寧な作業により、自然の織り成すテロワールの個性を造りだしています。

ワイナリー詳細はこちら
http://www.fwines.co.jp/lineup/winery/fr_bourgogne14/

ワイン王国 6月発売号でもご紹介しています!

  • 醸造責任者 ディディエ セギエ氏

シャブリとは・・・

シャブリ地区は、ブルゴーニュの最北端、シャンパーニュ地方の境に位置するし、スラン川をはさみ両岸にブドウ畑が広がります。
ジュラ紀後期のキンメリジャン期(約1億5000万年前)の石灰岩と泥灰岩で小さな牡蠣の化石を含んでいるミネラル分豊富な土壌と冷涼な気候で育ったシャルドネ種から生まれる白ワイン「シャブリ」。
全体に共通するミネラル感や繊細さだけでなく、区画ごとに多様性を持っている。テロワールの傾斜、日照、土壌の違いによって異なる味わいを生み出します。

アンバサダー 定兼氏 2014年総評

「畑の違いが良くわかる!テロワールを反映した味わい」

2014年ヴィンテージは、物凄く個性の強いヴィンテージでは無いゆえに畑の違いがよくわかります。実際確かめるとなると、畑の比較テイスティングしないと分かりにくいですが、全てのワインがイメージ通りのテロワールを反映した味わいでした。
安定した表現力のウィリアムフェーブル。マトリックスを参考して頂ければお望みのワインにたどり着けるのでは。

シャブリ 2014年ヴィンテージ

「気まぐれな天候にもかかわらず、素晴らしいヴィンテージ」

暖かな冬、涼しい気温の春先、6月に異例の猛暑。7月は数日の猛暑の後、例年より1.5℃低く、8月は、2.3℃低い涼しい気温。
冬は、例年に比べ雨が多く、春の短い期間は雨が少なく、7〜8月は交互に雨が降り、最終的には例年より降水量は倍増。
日照条件は、 春の初めは素晴らしい晴天に恵まれたが、 5月は例年より晴天の日が少なく、素晴らしい晴天の6月の後はまた少ない日が続きました。
気まぐれな天候だったにもかかわらず、スプリンクラーによる霜害対策を行うなどして、特に大きな被害になりませんでした。
8月後半からの晴天と北風により、ブドウ果の糖度が高まる条件がそろい、9月15日から収穫開始。ブドウの質は素晴らしく、健やかな実が収穫できました。

西山氏による 2014年総評

例年に比べ約54%も雨が多い冬、例年より71%の少なく、雨らしい雨のなかった3月と4月。7月と8月の例年の倍の降水量を記録した夏があり、そして極端に乾燥した9月。まとまった雨の時期と極端な乾燥が交互に到来した年となりました。
3月と4月の好天が芽吹きと生育を早め、7月と8月がその生育にブレーキをかけ、9月の安定した天候に支えられ、結果9月15日からの収穫開始となりました。極端な天候も乗り越え、ブドウ果の健康状態も酸も糖も心配のない収穫をすることができました。
素晴らしい清涼感と、ピュアで焦点のあった、ブレのないシャブリらしさを表現できたワイン。将来も楽しみです。

WILLIAM FEVER 2013 >