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6月のお薦め ドメーヌ ウィリアム フェーブル シャブリ プルミエ クリュ モンテ ド トネール 2009
  • 大越アンバサダーのテイスティングコメント

    輝きがあり透明度が高く
    やや淡めの明確な黄緑色の色調を呈しています。
    香りは、豊かさと強さを持っており
    カリンや洋梨の優しく豊かなアロマが
    ミネラルやホワイトペッパー、白い花の蜜のニュアンスと同調していて
    複雑で深みのある香りとなっています。
    味わいもヴォリュームのあるアタック
    滑らかなテクスチャーが印象的で
    豊かなミネラル感による塩味が、味わいにストラクチャーを与え
    この年らしい熟度の高い果実味が
    柔らかく早くから親しみやすい味わいに仕上げています。
    北の地らしい酸の存在も
    口中の後半にポイントでしっかりきいており
    バランスの良さを持った余韻の長いワインです。
    最高の一級畑と言われるテロワール由来の
    ノーブルな持続性のあるアロマは
    豊かな黄色い果実の風味によく馴染んだ
    ミネラル、シナモン、カシューナッツのフレーバーを展開します。
    中ぶりから大ぶりのグラスで、12度前後の温度でお楽しみください。
    カキフライ、アサリのバター酒蒸し、海老の煮凝り
    などヨード感と旨味に長けたものとご一緒にどうぞ。

  • 醸造責任者 ディディエ・セギエ氏

  • シャブリでは早熟の9月14日からの収穫が物語るように、2009は「太陽のヴィンテージ」とも表現のできる暑く日照量の豊富な年でした。
    こういった年の場合、収量も少なく(モンテ・ド・トネール2009は40hl/ha)、酸や清涼感のないワインになる危険性が高くなります。特に北限に近い栽培地であり、酸が特徴であるシャブリにとっては大きな問題となり、古典的なシャブリが生まれた年ではありませんでした。

    しかし、モンテ・ド・トネールはグラン・クリュの丘との境目にある谷から冷たい北風の影響と、フェーブルの所有する区画の1/3がピエ・ダルーという標高の高いリュ・ディのため、暑さの影響は1級の畑の中でも少なかったと考えています。

    発酵と熟成は6ヶ月間40%が樽(新樽なし)で、60%をステンレスタンクで行い、その後は両ロットとも共通のステンレスで7ヶ月間熟成を行いました。シャブリらしさと、ワインのピュアさを表現するための選択です。

    モンテ・ド・トネールの特徴である直線的なミネラルとエレガンスに加え、2009年の特徴でもある豊かさがバランスよく表現されています。