アンバサダー 定兼氏 テイスティングコメント

テイスティングコメントの前に・・・

シャブリの特徴としてキンメリジャン土壌由来の素晴らしい『ミネラル感』のあるワインといわれます。

『ミネラル感』といっても想像つきにくいですよね。私がこの表現を使うときは、フルーツの香りや植物、動物的な香りなどの印象が強くないけれども味わい深さを感じるときです。 つまり旨味のようなもので、自然と口に運んでしまう、一度飲んだらもう一杯飲みたくなる味わいは、ミネラル感が強いと思います。

実は『ミネラル感』を一番体現したのは、ウィリアム フェーブルのシャブリなんです!

この活き活きとした『ミネラル感』は、日本の家庭料理だけでなく、お寿司などの繊細な和の食事にも相性が良く、心地よいマリアージュを体験できると思います。

シャブリ 2013年ヴィンテージ

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『造り手の力量が問われるヴィンテージ』

1月〜4月にかけて例年よりも寒く、特に2月は気温が下がり、春にかけても涼しい気候が続きました。 春が涼しく、雨が多かったので開花時期が遅くなり6月の中旬開始。 7月15日から非常に気温が上がり、例年よりも暑い気温となり、10月の収穫時期も高い気温を観測しました。 2013年は開花時期に変化の激しい天候が続いたこともあり、ミルランダージュ(結実不良)が多く、収穫量に大きな影響を与えましたが、夏には素晴らしい天候に恵まれたおかげで品質の良いブドウができました。

ウィリアム フェーブルでは、すべて手摘みで収穫し、小型のプラスチックケースを使用するなど、ブドウに負担をかけない収穫方法をとり、丁寧な畑仕事を行っています。 また2013年はドメーヌの畑すべての区画で葉落としを2回に分けて実施したおかげで、風通しをよくし灰色カビ病などの進行を阻止、衛生状態を良好に保ちました。 成熟が遅めになり日照量の少ない年でしたが、この作業のおかげで光が良く当たり程よい酸を保ちながら熟したブドウを収穫できました。

※ウィリアムフェーブルでは2014年環境に高度に配慮した農法のレベル3の認証を受けています
―この認証の枠内で最も高いレベル
―病害対策、果実の生育環境、多様性な生物環境を踏まえた様々なチェック項目をクリア

2013年総評(西山さん)

2013年は9月下旬から10月にかけて収穫が行われた晩熟の年。

冬の天候が長く続き、春も涼しく雨の多かったことによるものです。

2度の葉落としの作業が好結果をもたらし、収穫開始をシャブリで1番早く行ったということもフェーブルのこのヴィンテージの成功の鍵となりました。

1度目の葉落としは6月で、開花時であり、雨が多く病害が発生しやすかった時期。葉落としで畑の風通しの良くすることで病害の発生も抑えることに成功しました。 2度目は8月中に。8月は日照量が多かったものの、9月は日照不足。

8月中に行った2度目の葉落としの作業のおかげで、日照不足の9月にあってもブドウ果に十分な光を与えることができました。

そして、さまざまな作業の工夫のおかげで9月の天候の影響も少なく、収穫をどこよりも早く始め、10月6日に終了。フェーブルが収穫を終えた翌日からシャブリの天候は大きく崩れ、収穫には悪条件の雨が続く1週間が続きました。

このような細やかな仕事と、その判断が実を結んで2013年のフェーブルのワインの充実ぶりにつながっているのだと思います。

メゾン&ドメーヌ アンリオグループ

輸出部 東アジア担当 西山氏


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