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2021.03.11 更新

シャトー ラグランジュ

自然と共生し、テロワールの力を最大限に引き出す

フランス/ボルドー

シャトーの歴史

シャトーの歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に名前が記載されていました。1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下していたところを1983年にサントリーが取得。かつてボルドー大学で醸造研究所長を務めていた醸造学者で、シャトー マルゴーの再生も成し遂げていたエミール ペイノー博士に協力を要請。ペイノー門下生であるマルセル デュカス氏が社長に、同じくペイノー氏の元で学んだサントリーの鈴田 健二氏が副会長に就任。畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行った結果ラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。
現在は社長兼ワインメーカーのマティウ・ボルドのもと、偉大なテロワールのポテンシャルを最大限に引き出すワイン造りを徹底的に追求。また自然との調和を重んじ、環境負荷の少ないグランヴァン生産に取組んでいます。

栽培

作付面積は118haで、その内赤用品種が113haとなります。
2つのなだらかな丘陵が広がる、沖積層の砂礫質土壌で、表土は珪土・砂利質、その下は粘土・石灰岩質の土壌です。リュット・レゾネを実践し、2005年にテラ・ヴィラティスの認証を取得。
また、畑の間には草を生やすことにより草が水分を吸って余計な水分を自然と減らすことができるようにするなど、自然との共生を目指したワイン造りを行っています。
1haあたり7,500から8,500株という植樹密度。3本の針金を張ったメドック仕立てで、多くの日照量を得るために添え木をして枝を広げます。17種類の異なるタイプの土壌を持つ畑を103区画に分け、区画毎に成熟度を管理し、手摘みで収穫。
近年は1983年以降に植えたカベルネ ソーヴィニヨンがラグランジュの味わいの骨格を支えています。

醸造

2008年に光学式の選果台と小型の醸造タンクを導入し、より精密な選果を行うと共に103区画すべてのブドウを区画毎に醸造することが可能となりました。若い段階ではたくましさと華やかな風味が印象的で、ゆっくり穏やかに熟成が進むにつれて繊細で芳醇な味わいへと変化していきます。