ガニャール一族はシャサーニュで1632年にはその存在が知られていた由緒ある家系で、現在シャサーニュにガニャールの名が付く生産者は4つあります。このドメーヌは当主のジャン・ノエル・ガニャール氏が両親から受け継いだ畑でワイン造りを1960年に開始しました。1989年、娘のカロリーヌ・レスティメ氏が当主となり、栽培・醸造から販売まですべてを統括しています。
植物堆肥の有機肥料のみを使用し、病中害対策はService Regional de la Protection des Vegetauxという天気予報とブドウの生育具合から見てどのような病中害の発生の可能性があるかをシミュレーションして結果を情報サービスする組織に参加して適宜対策を行っています。また収穫もこの情報を元に時期を判断し、手摘みで行われています。
レスティメ氏は、シャサーニュ モンラッシェという商業的に白のイメージが強い場所であっても、ピノ ノワールに適した土壌の区画であれば、積極的に植え替えを行っています。また、畑を個性によって区画を分け、別のキュベ名で瓶詰めを行っています。
選果台で丁寧な選果を行った後、白ワインはブドウを除梗せずにプレスし、24〜48時間置した後、上澄みだけを使用しています。228リットルのオーク樽に移した果汁を天然酵母で発酵します。マロラクティック発酵後、地下のカーヴに置いたオーク樽にて熟成させます。 赤ワインは選果後100%除梗し、10日間タンクにて天然酵母で発酵させます。その間、毎日ピジャージュを行います。発酵後、フリーラン ジュースとプレス ジュースをタンクでブレンドし、オーク樽に移して熟成させます。
- ドメーヌ ジャン・ノエル ガニャール
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