ピヨ家は樽職人のジャン・バティスト氏、畑を少しずつ購入したアンリ氏、1968年に現在のドメーヌの基礎を築いたポール氏、1999年にポールの息子であり4代目のティエリー氏、2003年にティエリーの妹のクリステル氏が家業に合流した、家族経営のドメーヌです。シャサーニュを中心に13haの畑を所有し、16種類のアペラシオンワインを造っています。
現在ドメーヌの中心は4代目のティエリー氏。彼は「自分自身が好む、シャサーニュで育てられたシャルドネが放つ、豊かで芳醇なアロマ、柔らかく穏やかで若いときから愉しむことができ、熟成にも耐えうるワインを造りたい」と日々真摯にワイン造りと向き合っています
シャサーニュ モンラッシェ、サン トーバン、サントネーに13ha畑を所有しています。除草剤、殺虫剤は使用していません。冬場のビュタージュ(ブドウの樹を寒さから守るため根元にフカフカの土壌を被せる作業)、収量制限などの丁寧な畑仕事を通して異なるテロワールの魅力を最大限引き出すようにしています。
白ワインの醸造はステンレスタンクでデブルバージュを10〜12時間低温で行い、この段階で純度の高い果汁と白濁した滓を分けます。その後再度滓の質を確認し、適切と判断した澱を一緒に樽に注ぎアルコール発酵を実施します。樽熟成は12〜18ヶ月、新樽比率はアリゴテを除き20〜25%。
赤ワインは100%除梗した後、コンクリートタンクで12〜15日の発酵・醸しを行い、ブルゴーニュはタンクと樽を併用して熟成、サントネーは新樽比率25%で12〜18ヶ月の熟成を行います。
- ドメーヌ ポール ピヨ
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