フランス南西部に流れるロット河の下流、カオール市から15qに位置する18世紀様式のシャトー。
「Château de Cayx」の歴史は15世紀まで遡ります。古代、ロット川河岸の交通量を制御するために砦が建設され、丘の側面にそって建てられた要塞がその後も数世紀にわたり、革新、拡張され、巨大な邸宅として使われるようになりました。18世紀にはシャトーでのワイン造りが行われ、フランス各地に出荷されていました。
デンマーク王室のマルグレーテ女王陛下と故ヘンリク王配殿下は1974年にシャトーを購入。故ヘンリク王配殿下は忍耐強くシャトーを改良、開拓し、見事なブドウ畑へと作りあげました。シャトーは現在、18世紀から続く邸宅と15世紀から残る塔が見事に融合し、荘厳にそびえたっています。
デンマーク王家は、一年の休暇をこのシャトーで過ごし、子供達(フレデリック皇太子とヨアヒム王子)もシャトーでの夏休みを大変楽しみにしていました。王室の誰もが、ブドウ栽培に大変興味を抱き、王家の誉れある財産を維持しようと熱意をもっています。
現在、「Château de Cayx」は、フレデリック皇太子がその運営の中心を担っています。
21haの自社畑は、南向きの畑で理想的な日光量を浴び、冷たい北風から守られる場所に位置しています。土壌は砂利を含んだ石灰岩質です。ブドウ畑は1975年から少しずつ植え替えられ、ブドウの仕立てはギヨ サンプルを採用。平均樹齢は25年です。環境に配慮した土壌の管理をし、品質保持のために収穫量も制限(40〜50 hl/ha)しています。
区画ごとに個別に収穫し、除梗後、厳しい温度管理のもと、ステンレスタンクにて発酵が進められます(15〜20日間)。その後樽にて12〜16ヵ月熟成させます。
- シャトー ド ケー
Château de Cayx - ワイナリー一覧に戻る