カステッロ ディ フォンテルートリを所有するマッツェイ家が2003年に創立した新しいワイナリー。シチリア南東部、ネロ ダヴォラ発祥の地として知られるアヴォラから5キロ程の場所にあります。
所有地は50ha、その内21haにて栽培しています。標高90〜130mにあり、石灰質で岩の多い土壌です。1ha辺り5,500本という高植樹密度で植えられています。また、マッツェイではエレガントな味わいのワインを造るために、シチリアの強い日差しを効率良く避けることが出来るアルベレッロ仕立てをしています。伝統的なシチリアの仕立て方法ですが、すべて手作業で行わなくてはならずコストがかかるという理由から、最近ではこの仕立て方法を行う造り手は少なくなっています。
手摘み収穫されたブドウを14〜16日間マセラシオンを行い、その後フレンチオークの樽(新樽率30%)にて約10ヶ月間熟成させます。他のマッツェイのワイナリー(カステッロ ディ フォンテルートリ、テヌータ ディ ベルグァルド)と同じく、サンジョヴェーゼの苗木の研究における第一人者であり、2000年にガンベロロッソ最優秀エノロジストを受賞したカルロ フェッリーニ氏が栽培・醸造を監督しています。
- ジゾラ
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