ニュージーランド北島、オークランドから北へ60kmのマタカナの地にオーナー兼ワインメーカーであるジェイムズ ヴルティッチ氏が1990年に設立。「プロヴィダンスは、偉大なワインを構成するために必要だと私が信じる3つの要素を持つ。 − エレガンス、バランス、そしてフィネスだ。我々は欧州で何世代にも渡り培われてきた伝統的な栽培・醸造方法を、ニューワールド−ニュージーランドのマタカナに持ち込み、世界中のワイン愛好家の固定観念に挑戦した。偉大なボルドーのグランクリュへの愛から始まり、肩を並べるまでに至ったストーリーだ。」と語るジェイムズ氏。1996年、初ヴィンテージのプライベート リザーヴ1993が、世界の著名ワインが並ぶブラインドテイスティングにて「シュヴァル ブラン」「ペトリュス」90年に並んで供され、見事一位を獲得。ニュージーランドで最高の赤ワインの一つと評されています。
2haの自社畑があるマタカナは、降水量が少なく、日照時間の長い地域。昼夜の寒暖差が18℃を超え、酸味とバランスの良い熟成を可能にします。恵まれた気候と火山性の鉄分を含む水はけの良い粘土質土壌により、ブドウは地中深くに根を貼り養分を豊富に吸い上げ、凝縮味を持ちます。
栽培は、除草剤、化学肥料を使わず、自然に還元することの出来る有機肥料のみを使用し、すべて手摘みで収穫。葉や未熟な実は除かれ、優しく除梗されます。自然に存在する天然酵母のみで発酵を行います。ニヴェルネ産の樹を使用したフレンチオークの新樽100%で24ヶ月熟成。最終ブレンドは18ヶ月後に決定され、その後更に熟成。ワインにストレスを掛けない為に、自然の重力によって瓶詰めされます。酸化防止剤や保存料も一切使用せず、ブドウ作りから醸造、熟成まで一貫して自然に任せながら造られます。
- プロヴィダンス
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