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ファインズでは造り手を知り、ワインをより深く理解するために、スタッフが現地を訪れます。スタッフが現地で行き、五感で感じ、造り手から学んできたことをレポートします!
Vol.1 アルゼンチン カテナに行ってきました!
写真1

アルゼンチンのメンドーサにあるボデガ・カテナ・サパータに行ってきました! 
2009年には当主のニコラス・カテナ氏がDecanter誌のMan of the yearに選ばれるなど、南米屈指の高品質ワインのつくり手として、注目されているボデガです。
もう一つ、標高の高さがメンドーサのワインにとって大切な要素です。
標高の高さは、昼夜の寒暖差と、強い日光を生み出します。この2つこそが、ぶどうに色合いと香り、そして複雑な味わい(果実味と酸味)をもたらす大きな要素です。

 
標高が高く、厳しい環境の中にあるブドウ畑

今回、カテナ所有の畑の中で、かつメンドーサの畑の中でも最も標高の高い(1,480m)アドリアンナ畑を訪問しました。
自然に対する優しさは人間の体にも結局は帰ってきますから、できる限り広げていくことは素晴らしいと思います。
アンデス山脈を遠くに望む、神秘的な風景。少し歩くと息が苦しいのは、空気が薄いせいか、昨夜の食べすぎのせいか…。
写真2 あえてこの土地でのぶどう栽培にチャレンジしたニコラス・カテナ氏の挑戦に脱帽です!

カテナの特長の一つは、このアドリアンナはじめ、標高の異なる5つの畑を所有しているということ。

標高が違えば気温も、日光の強さも異なり、ワインの生育状況が変わってきます。例えば、ワイナリーの周りに広がる標高1,000mの「ピラミデ」畑はカリフォルニア、ナパヴァレーに近い気温。更に標高の高いこのアドリアンナ畑では、ブルゴーニュに近い気温変化が見られ、前者ではややトロピカルなニュアンスやまろやかさを、後者ではより引き締まった酸味やエレガントさが出ています(かなり簡略化した言い方ですが…)。

それぞれの畑のブドウを収穫、醸造し、テイスティングをしながらアッサンブラージュをすることで、それぞれの畑の特徴を絶妙のバランスでワインに反映させるのが、カテナのつくりのスタイルです。

  • 写真3*アドリアンナ畑です。後ろに見えるのはアンデス山脈!  土は乾いていて、厳しい環境です。
  • 写真4*ワイナリーの前に広がるピラミデ畑
 
写真5 個性的なデザインのワイナリー

ワイナリーは、ラベルにも描いている「ピラミッド」型の建物。メンドーサ独自のカラーを出したいというニコラス氏の発想から、マヤ文明のピラミッドをデザインとして採用しました。中は重力を活用し、ぶどうへの負荷を最小限に抑えるつくりになっています。

写真6

樽の多さもびっくり。ワイナリー内には約5,000樽を常備。毎年、3,000樽もの新樽を購入し、様々な熟成を行いながら、最終的に最も良いものを選び抜くという作業を行っています。
因みにオフィスもこの建物の中にあります。こんなお洒落なオフィス、勤めてみたい! 東京では無理か…。

 

恵まれた気候のもと、次々と新しい取組みを行って優れたワインを生み出し続けるカテナ。
これからもますます目が離せないボデガです!