【チーズの特徴】
地元のブルゴーニュワインの搾りかすから造られる蒸留酒「マール ド ブルゴーニュ」を加えた塩水で表面を洗いながら丁寧に熟成させるウオッシュタイプのチーズ。熟成中は表皮を洗う塩水中のマール酒の割合を徐々に上げていくことで表皮の風味は華やかで個性的になります。かの食通ブリアサヴァランもチーズの王様と褒め称えたチーズです。
一口サイズにチーズを切り取り、スパイスクッキーを添える
表皮のオレンジ色はウオッシュチーズ特有の自然な発色。表皮の部分の風味はウオッシュ特有の個性的な香りと香ばしい風味があります。テクスチャーは熟成するにつれて柔らかくなめらかな口溶けに代わります。表皮の力強さとともに、中身はクリーミーで繊細な風味に仕上がり、後味は上品な甘ささえ感じます。
1731年創業、コート ドールに約130ヘクタールの自社畑を持つドメーヌ。1995年、アンリオ氏が経営を引き継ぎ、畑から醸造などあらゆる面を改革しました。テロワールの個性を忠実に表現することを目指しワイン造りを続けています。
ボーヌに所有する複数のプルミエ クリュ畑をブレンドしたワイン。100年来の歴史を持つブランドで、ボ−ヌのテロワールを知るには最適の1本です。赤い果実のブーケ、果実味とエレガントさの絶妙なハーモニー、ほどよい骨格を持つ、プルミエ クリュです。
講座参加者のコメント♪
エポワスの塩味が美味しいです。スパイスクッキーと一緒に食べたらカテナ マルベックとも相性がよかったです。
【チーズの特徴】
スペインのチーズとしては最も知名度が高く、セルバンテスの伝説的作品「ドン・キホーテ」の中にも登場してきます。ラ・マンチャ地方原産の「マンチェガ」という品種の羊の全乳でつくられる3kgほどの円筒形のチーズ。9ヵ月熟成。ほのかな甘みとコクが感じられます。
ひき肉の上に、シュレットしたケソ・マンチェゴをのせ、マッシュポテトを乗せてオーブンで焼く
羊乳は牛乳や山羊乳に比べて非常に固形分(脂肪やたんぱく質)が多く、コクのあるミルクのためチーズになった時にも、非常にコクが感じられるチーズになります。ナッティーな風味とともに心地よい酸味も程よく感じます。熟成によってうまれる旨みが楽しめます。後味にミルクのコクに加えて甘味さえ感じ、余韻が長く続きます。
アンデス山脈の麓850m〜1500mの間に5つの自社畑を所有し、家族でのワイン造りに携わっているカテナ家。畑単位はもちろん畝毎の地質調査などを行い、それぞれの場所に最適な品種を植えるなど研究を惜しまず、ワイン造りを行っています。
異なる標高や土壌を持つ5つの畑から収穫されるぶどうを醸してアッサンブラージュします。より複雑で完成度の高い味わいを実現。 「アルゼンチンマルベックのパイオニア」とも称されるカテナ家を代表するワインです。
ボルドーの赤やフルボディーでしっかりした赤ワインのときにお勧めできるのがこのケソ・マンチャゴ。今回は、「カテナ マルベック」のコクとチーズのコクの味わいのマリアージュを楽しんでいただきました。今回合わせたお料理には、本来グリュイエールを使いますが、ひき肉の上に今回の羊のチーズを乗せてジャガイモと一緒にやくことで、味わいがより深くなりました。
講座参加者のコメント♪
ひき肉とジャガイモのベストマッチにチーズというひと工夫することで、マルベックとのバランスが引き立ちました。ブシャールのボーヌ デュ シャトーとも相性がよかったです。
ブルゴーニュ地方のウォッシュタイプのチーズ。ウオッシュチーズとしては個性派ですが、チーズ好きにはたまらないチーズですね。熟成中マールで洗っているので、皮の風味が華やかな香りと香ばしい風味が心地よく、組織のなめらかな口溶け感が楽しめます。ブルゴーニュワインと地元同士の組み合わせは、裏切らないですね。ベルギーのスパイスクッキー(甘い)と合わせることで、赤ワインのもつややスパイスのニュアンスと調和するのでしっかりした赤ワインとも相性がよいと思います。