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2021.03.11 更新

チェレット

バローロ・バルバレスコの名手、アルバの食の伝道師

イタリア/ピエモンテ

ワイナリーの歴史

1930年代にリッカルド チェレット氏がアルバ地区にワイン醸造所を創立したことが始まり。1960年代にリッカルド氏の息子であるブルーノ チェレット氏とマルチェロ チェレット氏が経営を引き継ぎ、「最上の畑で最上の酒をつくる」というポリシーのもと、良いブドウが栽培できる畑を次々と購入し、畑近くに醸造所も建設していきました。その結果、彼らは父から引き継いだ小さなワイナリーを数十年でバローロ、バルバレスコの最高の造り手の一つという地位に引き上げました。現在は3代目にあたる彼らの子供たちが指揮を執り、テロワールをありのまま表現するためにビオディナミ栽培への転換を実施。また、レストラン経営、地元特産品のヘーゼルナッツ製品づくりなど、アルバの食の伝道師として食文化全体の発展に貢献しています。

栽培

バローロ約20ha、バルバレスコ約10haを始め、合計約160haの畑を所有しています。モノポールのブリッコ ロッケを筆頭に、バローロは主要な5つの村それぞれに単一畑を所有。バルバレスコの著名な畑、アジリも所有しています。
「ワインは畑で造られる」という考えのもと、20年以上に渡り殺虫剤や化学肥料の排除を続け、健康な土壌づくりを行ってきましたが、昔ながらの自然が残っていたカンヌビの畑を取得したことをきっかけに、 2010年から本格的にビオディナミ農法を取り入れました。現在はバローロ、バルバレスコのすべての単一畑でビオディナミを、その他の所有畑でもビオロジックを実践しています。チェレット社では、人間よりも長い寿命を持つブドウ樹のためにも環境に配慮し、畑の個性を最も良く表現できるように、ワインに寄り添うことが大事だと考えます。その手段の一つとしてビオディナミを実践する畑を現在も広げており、将来的には自社畑をすべてビオディナミに転換することを目指しています。

醸造

各銘醸地の個性を表現するために、4つの醸造所を所有しています。「ブリッコ ロッケ醸造所」はブリッコ ロッケ畑の中にあり、ブリッコ ロッケ、ブルナーテ、プラポ、カンヌビ、ブッシアと45種のクリュ バローロを醸造しています。「ブリッコ アジリ醸造所」は1973年に建設され、当時はあまり使われていなかったステンレスタンクを導入した醸造所で、現在もアルコール発酵はステンレスタンクで行われています。ブリッコ アジリ畑の中にあり、ブリッコ アジリ、ベルナドットと2種のクリュ バルバレスコを醸造しています。「チェレット醸造所」「モンソルド・ベルナルディーナ醸造所」は最新の設備と大きな熟成庫を持つ近代的で最も大きな醸造所で、アルネイス、モンソルドなど、様々な品種のワインが造られています。「サント ステファノ醸造所」は、共同経営でモスカート ダスティを醸造しています。大きな醸造センターを持つのではなく、各畑の中に醸造所を持つことにより、伝統的な醸造方法と最新設備を用いた醸造方法をワインによって使い分けています。