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2020年1月31日(金)

アルバロ パラシオスから2019年の収穫動画が到着しました

現地情報

スペインを代表する造り手のひとり、アルバロ パラシオス。 そのパラシオスから2019年の収穫の様子を撮影した動画が到着しました! 本ページ下部のリンク先よりご覧ください。

以下、2019年ヴィンテージについてのコメントです。

比較的穏やかだった2018年を除き、近年に多い熱波と干ばつに苦しんだ年。
さらに、水分不足でブドウ樹にストレスがかかっていたところに、雹と嵐により年間降雨量に近い集中豪雨に見舞われました。
(レルミタ6月21日、ラ モンテサ7月9日)
また、観測以来の暖かい冬に始まりましたが、夏の初めの熱波は凄まじく、6月末には43℃の最高気温を記録しました。
そして非常に驚いたのは、乾燥した冬から春にかけて、ブドウ樹がこれから起こる異常気象をまるで予期したかのように葉を成長させていったことです。
よく育った葉はブドウを守る役目を果たしました。
最終的には非常に早いタイミングで収穫を行いました。
十分な熟度と、酸と糖のバランスが得られた区画から、例外的に早く開始し、期間を開けずに収穫を終了しました。
収穫したブドウは健全で、小粒で非常に凝縮し、素晴らしい酸に支えられ、強さと豊かなフレーバーが得られました。

キニョン デ バルミラの畑①

アルバロ パラシオスをよくご存じの方は「リオハなのにアルバロ パラシオスなの?」と思われるかもしれませんが、キニョン デ バルミラはリオハのワインで初めて自身の名義でリリースしたワインです。

アルバロはリオハにあった実家のワイナリーを継いで「パラシオス レモンド」に名前を変更。通常、リオハで造るワインは「パラシオス レモンド」名義でリリースされていますが、この「キニョン デ バルミラ」は歴史のある特別な畑、またアルバロが惚れ込んだ畑ということもあり、「アルバロ パラシオス」の名で造られました。

「キニョン デ バルミラ」は北風が吹く標高610mの山の上にあるわずか3haの畑で、収量はなんと5~8hl/haという驚きの少なさ。元々植わっていたテンプラニーリョを10年以上かけてガルナッチャに植え替えを実施。遂にボトリングされたワインは、デビュー早々〝リオハの新たなアイコンワイン“とアドヴォケイト誌も高く評価しています。

キニョンデバルミラの畑②

冷涼な場所に畑があるためブドウの成熟は非常にゆっくりと進み、わずかなブドウのみが香り豊かな柔らかいワインとなります。
芳醇な花やオレンジピール、ダークチョコレートの香り。優美で活力があり、洗練された味わいは飲んだ人を虜にします。

17年ヴィンテージが若干本だけまだ残っていますので、気になった方はぜひ。
こんなガルナッチャがあったのかと、きっと驚いていただけるのではないかと思います。