暑さでブドウの収穫が進み、早い収穫となった今年。収獲のタイミングにこだわりぬいた様子が伺えます。

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8月上旬の暑さは収穫が早くなる予兆で、8月10日から毎日、いつから収穫を行うかについてチームで議論を重ねました。
酸、糖度、アロマのすべての要素が完璧に揃う収穫日を決めるのは数値上の分析だけでは不可能で、畑に出て何度も確認し、ブドウの実を食べ、最終的には経験に基づいて直前に決定。

今年からセラーマスターとなったアリス テティエンヌは、契約農家の106すべての区画を訪問し、収穫に向けたアンリオのヴィジョンを共有しました。
契約畑では8月21日から南部のモングーで収穫開始し、9月4日に収穫完了。
自社畑では8月24日にアイから始まり、まずはロゼに使う黒ブドウを収穫。後にシュイイ、エペルネ、アヴネーと続き、9月2日に収穫完了となりました。

黒ブドウの収量は予想よりも少なかったものの、品質は素晴らしいものになると期待しています。
特にシャルドネはアンリオが望む個性をそなえた素晴らしい品質となりました。
各テロワールの個性がくっきりと表れた、「テロワールの年」と言えるでしょう。