2016年10月19日(水)
現地情報
オレゴンのワイン生産の中心地、ウィラメット ヴァレーへ訪れました。
ウィラメット ヴァレーでの訪問先は1軒、オレゴンワインのパイオニアワイナリーの一つ、「イーラス」です。
ウィラメット ヴァレーは一つのAVAですが、その中にさらに6つのサブAVAがあります。まず向かったのはエオラ アミティ ヒルズにある、イーラスが所有する畑、ウィラカイア ヴィンヤード。
ウィラカイア ヴィンヤードには2000年からブドウが植えられていて、イーラスが数年前に購入しました。彼らはシャルドネの栽培に適した土地を探しており、そこでこの畑に出会って購入を決めたそうです。
ウィラメット ヴァレーは一つのAVAですが、その中にさらに6つのサブAVAがあります。まず向かったのはエオラ アミティ ヒルズにある、イーラスが所有する畑、ウィラカイア ヴィンヤード。
ウィラカイア ヴィンヤードには2000年からブドウが植えられていて、イーラスが数年前に購入しました。彼らはシャルドネの栽培に適した土地を探しており、そこでこの畑に出会って購入を決めたそうです。
ウィラカイア ヴィンヤードは丘の上の斜面にあり、畑の中で標高100m〜300mと大きな高低差があります。その、標高の違いの他に斜面の向き、ひいては日の当たり方など様々な要素を考慮してピノ ノワールを37、シャルドネを5の区画に分けて管理しています。さらにそこに、いくつもの異なるクローンを植えているので同じウィラカイア ヴィンヤードのピノ ノワール、シャルドネでも、全く異なる味わいを持つブドウが産まれます。
実際、生育の様子も全く異なっており、ある区画のピノ ノワールはもう色づき始めていたのですが、隣の区画はまだ緑のままでした。
そうした異なるフレーバーや香りを持ったブドウを個別に収穫、醸造し、ワインメーカーのゲイリー ホーナーさんが最終的なブレンドを行わうことで非常に様々な層のフレーバーを備えたワインが出来上がります。畑にワインとグラスを持ってきて頂き、そのままそこで試飲も行いました。
畑に立ち、ブドウを食べ、そこに吹く風を感じながらそのブドウから造られたワインを試飲する。
これが「テロワール」なのだと、改めて感じた瞬間でした。
実際、生育の様子も全く異なっており、ある区画のピノ ノワールはもう色づき始めていたのですが、隣の区画はまだ緑のままでした。
そうした異なるフレーバーや香りを持ったブドウを個別に収穫、醸造し、ワインメーカーのゲイリー ホーナーさんが最終的なブレンドを行わうことで非常に様々な層のフレーバーを備えたワインが出来上がります。畑にワインとグラスを持ってきて頂き、そのままそこで試飲も行いました。
畑に立ち、ブドウを食べ、そこに吹く風を感じながらそのブドウから造られたワインを試飲する。
これが「テロワール」なのだと、改めて感じた瞬間でした。
イーラス ウィラカイア ヴィンヤード ピノ ノワール /シャルドネ (日本未輸入)
さてまずはシャルドネ。ファースト ヴィンテージの2014年はつい数ヶ月前にリリースされたばかり。「まるでモンラッシェのよう」というコメントも出てきたほど、非常にキレのあるいきいきとした酸と豊かなミネラル感、そしてしっかりした果実の味わいが感じられる1本。
対してピノ ノワールは、しっかりとした酸を備えた果実味が前面にあり、その後ろをスパイスや土のニュアンスといったオレゴンならではのフレーバーが支え、複雑な味わいをもたらしていました。
このピノは実はまだリリース前、ということでまだまだ若々しい味わいでしたが、これからどんどんよくなっていくことを期待させます。
まだまだ生産量が少ないため、日本に入ってくるのは先になりそうですが非常に畑のポテンシャルを感じ、また新しいイーラスの取り組みに期待させてくれるワインでした。
(2016年7月訪問記録)
対してピノ ノワールは、しっかりとした酸を備えた果実味が前面にあり、その後ろをスパイスや土のニュアンスといったオレゴンならではのフレーバーが支え、複雑な味わいをもたらしていました。
このピノは実はまだリリース前、ということでまだまだ若々しい味わいでしたが、これからどんどんよくなっていくことを期待させます。
まだまだ生産量が少ないため、日本に入ってくるのは先になりそうですが非常に畑のポテンシャルを感じ、また新しいイーラスの取り組みに期待させてくれるワインでした。
(2016年7月訪問記録)
ピノ グリ2014 [3,000円]、ピノ ノワール2013 [3,360円]、プリンス ヒル ピノ ノワール2011 [6,800円]、エステート セレクション ピノ ノワール2012 [5,400円]
- イーラス ワイナリー情報