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2017年4月17日(月)

「ALMA」アルマさん おすすめの一皿

マリアージュ

恵比寿にあるファインズからも近いアルマさんは、宮城県仙台市発祥のレストラン。東北から毎日届く新鮮な魚介類を中心とした食の恵みが、藤田シェフ独自の感性で生き生きと表現されたTOHOKU ITALIANを楽しむことができます。今回、エグゼクティブ シェフの藤田さんとマネージャーの西田さんにおすすめの一皿を伺いました。

【東北いろいろ貝のラグーソース 銀河のちから(小麦粉)の手打ちストロッツァプレッティで】

カキやホッキ貝、ホタテ等、5種類の貝が使用され、強い旨味が重層的に押し寄せます。
お野菜の甘みも溶け込んだソースがよく絡んだストロッツァプレティは小麦の風味豊かで、もちっと噛み応えのある食感は赤ワインを欲します。味わいのふくらみがより一層感じられる、驚きのアッビナメントです。
西田さんは普段から魚介類のお料理にも赤ワインをご提案されるそうです。今回選んでいただいたのは「ジゾラ」。果実味たっぷりでタンニンがソフトなので、幅広いお料理とおすすめし易く、新たな楽しさを提供してくれます。

<ジゾラ 2013>
ワイナリー:マッツェイ ジゾラ
格付:シチリアDOC
ブドウ:ネロ ダヴォラ

日差しを遮ることができるアルベレッロ仕立てにて栽培し、果実が熟しすぎる前に収穫するため、きれいな酸味が感じられます。コンフィチュールのような凝縮感のある果実味と酸のバランスが良い、エレガントなワインです。
【宮城産スズキのグリル セリのヴァリエーションと共に】

香ばしく焼かれたスズキは、プリッとした歯応えで新鮮そのものです。やわらかなセリと、土をイメージしたイカ墨のパウダーが添えられ、繊細な緑のソースでさわやかなセリの風味が更に広がります。
東北ではセリは葉や茎よりも根っこが取り合いになるとか。素揚げで、新たな命が吹き込まれ、お皿の上で良いアクセントになっています。

このお料理に合わせたのは、ベルグァルド ビアンコ。ワインだけ口に含むととてもシャープですが、お魚と合わせるとヴェルメンティーノらしいミネラルの底力がググッと引き出され、ボリュームが感じられます。

<ベルグァルド ビアンコ 2015>
ワイナリー:テヌータ ベルグァルド
格付 : ヴェルメンティーノ ディ トスカーナIGT
ブドウ:ヴェルメンティーノ

土着のヴェルメンティーノ種で造る深みと凝縮感がありながら、フレッシュさを併せ持つワイン。 黄桃を思わせるアロマとミネラル感があるリッチな味わいです。

エグゼクティブ シェフの藤田正美さんとマネージャーの西田瑠里さん

マッツェイアンバサダーのエプロンをきっかけに、お客様にマッツェイ アンバサダーのお話をされて、「マッツェイのワインを飲むよ」とオーダーされる方もいらっしゃるそうです。