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  • 生産者たちの自然環境への取り組みをご紹介します。

おいしいワインである前にその土地固有の繊細さを表現した本物のワインでなくてはならない。
− クレ ド セラン

 

「ビオディナミの伝道師」ニコラ ジョリー氏と次世代のドメーヌの顔である娘、ヴィルジニー ジョリー女史(写真右)は、土地固有の繊細さを表現した本物のワインを造るため、徹底したビオディナミ農法を実現し、ロワールのクレ ド セラン(AOC※)のシュナン ブランを表現しています。

クレ ド セランは、1984年に全面的にビオディナミを導入して以来、栽培面では若干の硫黄とボルドー液を除き、化学製品等は一切使用していません。
ビオディナミをはじめたジョリー氏は、クローン反対派でクレ ド セランにある樹齢80年以上の古木から接木し、植え替えに使用しているほどです。
畑の周りには、珍しい在来種の牛ナント種や羊、ロバを飼っていて、ブドウ畑に牛の堆肥を使用したり、馬で畑を耕したりと一緒にブドウ造りを行っています。
そして、ブドウの生育期以外は、畑に彼らを放し飼いにして自然なサイクルを生み出しています。

醸造面では、人工酵母を使用せず、発酵時の温度コントロールもしません。またデブルバージュ、コラージュは行いません。手間隙かけてこそ自然の恵みをそのまま伝えるワイン、クレ ド セランの味わいを実現しています。

※ 生産者の名前がそのままAOC名でなおかつ、単独所有という数少ない生産者のひとつ。

ビオディナミの伝道師、ニコラ ジョリー氏がビオディナミについて語った1冊。ビオディナミはどのような考えに基づき行われているのかなど、ビオディナミが総合的にわかる著書が日本語で読めます。

https://www.fwines.co.jp/producingarea/

左:ニコラ ジョリー氏 右:ヴィルジニー ジョリー女史

左:ニコラ ジョリー氏
右:ヴィルジニー ジョリー女史

珍しい在来種のナント牛

珍しい在来種のナント牛

ジョリー氏と仲良しのロバ

ジョリー氏と仲良しのロバ

妥協せずに自然に育まれるブドウ、
テロワールをそのまま表現
− ラポストール

 

ラポストールでは、自然に育まれるブドウの味わいを表現するため、また後世に持続可能な環境を維持するため、畑とワイナリーでサステイナブルなワイン造りを行っています。

畑では、動物や植物との共存し、オーガニック農法(Ceres認証)を実施しています。アパルタ畑ではビオディナミ農法(Demeter認証)を行っており、灌漑の必要もなく自然なブドウが出来上がります。

  • <主な畑作業>
  • ●人工肥料&農薬を使用しない
  • ●カバークロップ
  • ●ブドウ以外の動植物の共存
  • ●コンポストの利用
  • ●プレパラシオン
  • ●月齢カレンダーの採用 など

ワイナリーでは、搾りかすは700tを堆肥として再利用。二酸化炭素排出を抑える枠組みとして「カーボンニュートラル」運送を輸出ワインで実施。そして、30〜60%の瓶をリサイクル、運送を抑制することで木2千本植樹分の二酸化酸素排出を抑えており、環境基準のISO14001を取得しています。

花や植物に囲まれている

花や植物に囲まれている

絞りかすを堆肥として利用

絞りかすを堆肥として利用

環境に配慮した
農法の認証(レベル3)を取得
− ウィリアム フェーブル&ブシャール ペール エ フィス

 

ウィリアム フェーブルは2014年12月、ブシャール ペール エ フィスは2015年5月に、ブドウ栽培に限らず環境に配慮した農法において、この認証枠内で最もレベルの高い「レベル3」を獲得しました。
この認証は、各分野において定められた基準点を上回り、認証を得るまでに3年間、調査期間によるチェックが行われます。フランス国内で150件が認定されており、内ブドウ農家は約半分。ブルゴーニュにいたっては、認証(レベル3)を得ているワイナリーはわずか3件です。(2015年2月現在)

例えば、『野草も守るなど他の植物も育て多様性を活かす』分野において、下記のような調査が行われます。

  • ●栽培されている主力作物(ブドウ)が畑の面積に対してどの程度の%を示すのか。
  • ●畑の中の主力作物以外の植物の種類数。畑の中に生息する昆虫・動物の種類数。
  • ●受粉活動を仲介する蜂の巣の畑の中での存在。
  • ●個体数減少傾向にある動植物、または絶滅危惧種などの存在種類数。

ウィリアム フェーブルでは、蜂蜜生産の免許も取得し、来年から蜂蜜を製作します。また多様性の一環でヘーゼルナッツの木も植樹しています。

他にも『薬剤の種類を限定』『肥料のコントロール』の分野で同様に厳しい基準項目があります。
薬剤は作物によって使える種類、散布回数、作物や地方によっては除草剤禁止等々。肥料に関しても同等で、土壌分析も行われます。

これらの厳しい基準を乗り越えて取得した『環境に配慮した農法(レベル3)』。日々自然や動物を尊重し、共存しながらブドウ栽培を行っています。

レ・クロ上部に設置した蜂の巣箱

レ・クロ上部に設置した蜂の巣箱

ヘーゼルナッツの木

ヘーゼルナッツの木

自然との共生により「テロワール」の力を
最大限引き出す〜 
シャトー ラグランジュ

 

シャトー ラグランジュでは、歴史あるテロワールに敬意を表し、環境に配慮した取り組みを行っています。
ブドウ栽培において、より自然に近い考え方で、自然堆肥を使用、虫や植物が寄り付く持続可能な栽培(リュット・レゾネ)を行い、自然との共生から「テロワール」の力を最大限引き出すワイン造りを心がけています。
2005年にTERRA VITIS(テラ・ヴィティス)の認証を取得、2009年からは一部のカベルネ ソーヴィニヨンの畑でビオディナミ農法を実施しています。
醸造工程においても、アルコール発酵後、温度が高いうちにマロラクティック発酵をすることで電気を使用せず、CO2を8%も削減に成功しました。

カベルネ ソーヴィニヨン

シャトー ラグランジュ 畑作業

NOMACORC Bio 品質と環境に配慮した活動 
- マッツェイ

 

1435年から24代に渡りカステッロ ディ フォンテルートリを所有し、ワインを造り続けているマッツェイ家。複雑味と多様性のある土壌を生かし区画ごとにブドウ栽培や醸造を行っています。グラヴィティフロー(重力に従って醸造しポンプを使用しない)の醸造プロセスを実施。地下にある熟成用セラーは、天然地形を生かし、温度と湿度を管理しており、空調は使用しないなど、ブドウにも環境にも優しいワイン造りを行っています。
更に今年から「フォンテルートリ キャンティ クラシコ」そして「ベルグァルド」の一部の商品で世界初の炭素ゼロ(ゼロ カーボン)の“NOMACORC BIO”(ノマコルク ビオ)の使用を開始しました。二酸化炭素を排出しない環境に配慮した取り組みです。

NOMACORC BIOとは・・・

  • ★再生可能な植物由来のポリマーでつくられる世界初の炭素ゼロのコルク
  • ★コルク不良による無駄と仕損じ品による環境へのダメージを軽減。
  • ★再生可能なエネルギーと最小限の水の使用で生産可能
  • ★100%リサイクル可能

ノマコルク ビオ

ノマコルク ビオ

ベルグァルド

ベルグァルド

土壌とは最も重要な友である - チェレット

 

チェレットは、3世代に渡りイタリア ピエモンテ州でワイン造りを行うワイナリー。4つの地域にそれぞれの地域のワインに特化した醸造所を建設するなど、最上の畑で最上のワイン造りを目指してきました。

「サスティナブル」や「環境にやさしい」という言葉が日々の暮らしの中でも大きな意味を持ち始めている近年、チェレットでは、環境に配慮した活動をおこなっています。醸造設備で必要な電力を生産するためのソーラーパネルを導入し、またぶどうの木の栽培や醸造施設内での作業に関して、国際的な専門家にアドバイスとコンサルティングを求め、共同作業を始めています。

そして、2010年バローロ、バルバレスコ地区でビオディナミ農法を開始しました。チェレットでは下記のようなことをおこなっています。

  • ●生物学的な自然を守る方法:最低量の銅の散布、カビ類を防ぐための硫黄、自然のシロバナムシヨケギクを殺虫剤として使用。化学除草剤や化学肥料は、当然使用しない。
  • ●事前に調合されたビオディナミの調剤、牛の角と水晶の粉、プレパラシオンの500番と501番を使用(写真右)。
  • ●コンポスト、特別なプレパラシオンの使用。農業的な作業は(剪定など)は、月のカレンダーに基づいて行われる。
  • ●土壌の構成と養分を改善するために、緑の作物を畝の間に栽培する(様々な草、野菜、アブラナ、マスタードなど)。

四季を尊重し土壌の特徴を活かし、いつも大地と密接に関わりながら働くチェレットのぶどう栽培家にとって土壌とは、世話を焼き、注意を払い、守り、尊敬する「最も重要な友」であるといいます。

またチェレット社は、栽培に関することだけではなく良いワインを造るための品質保証、サービスなどのマネジメントの継続的な改善を実現する「ISO9001」や品質安全マネジメント「ISO22000」を取得し、様々な面で環境に配慮した取り組みを行っています。

畑で作業

畑で作業

プレパラシオン

プレパラシオン

プレパラシオン

プレパラシオン

自然の力を活用したワイン造り − ボンテッラ

 

ボンテッラはアメリカ、カリフォルニアで1987年からオーガニックワインの生産を行っていたフェッツァーの一部が独立したワイナリーです。
ボンテッラは持続可能なワイン造りを行っています。畑ではビオロジック、ビオディナミ農法を行っていて、害虫を駆除するために鶏を、土に栄養を与えるために植えている植物が伸び過ぎないように羊を放し飼いしています。
醸造はフェッツァーの醸造所で行っていますが、醸造所の屋根に設置したソーラーパネルから供給された電力を使用したり、近くの川の水を利用したりと自然の力を活用したワイン造りを行っています。

持続可能なワイン造り − シャトー サン ミッシェル

 

ボンテッラと同じくアメリカにあるワイナリー、シャトー サン ミッシェルでも持続可能なワイン造りを行っています。
周辺の農場で出た堆肥や、醸造で生じたブドウの搾りかすを畑に活用したり、アメリカ国内で流通したダンボールやボトルのリサイクルなどを行っています。
また、畑の土壌の侵食により鮭が住む川を汚染しないように、川沿いに樹を植えたり、畑にカバークロップスを植えたりなど、”Salmon Safe”の活動を行っています。

人と環境に優しい
− ウィリアム フェーブル&ブシャール ペール エ フィス

 

アンリオグループであるこの2つの生産者では、畑や醸造所で環境はもちろん、働く人々にも配慮した工夫がなされています。

ウィリアム フェーブルのヴォデジール畑に電熱線ストーブが設置されています。この畑は芽吹きが早く、芽吹き後に霜が降りてしまうことがあるため、霜対策が必要となります。石炭ストーブを使用する造り手もいますが、石炭だと空気を汚してしまうためウィリアム フェーブルでは電熱線ストーブを使用しています。また、河に近いコート ブーグロでは河の水を利用したスプリンクラーを設置して霜対策を行っています。

ブシャール ペール エ フィスの醸造所は、醸造課程の中で重力に沿ってワインが1階から地下2階に流れていくグラヴィティシステムを採用しています。1階から地下1階までは吹き抜けになっていて自然光だけで明るい造りになっています。そのため、電力の節約が出来ると共に、働く人のストレスも軽減しています。また、床は汚れが落ちやすい材質を選び、洗浄に洗剤を使わないようにしています。

ソーラーパネル

ソーラーパネル

Salmon Safeの認証を取得したカヌーリッジ畑

Salmon Safeの認証を取得した
カヌーリッジ畑

ヴォデジール畑の電熱線ストーブ

ヴォデジール畑の電熱線ストーブ

洗浄しやすい素材の床

洗浄しやすい素材の床